広 壮 豪 宕

evolution of the revolution

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オーボエは、泣きたい時に聴きます──と、このブログで以前書いた記事 オマージュ・オ・ブルー で、宮本文昭さんを紹介しました。 ぼくは、このようなCDアルバムと出会ったのが、宮本文昭さんを知る切っ掛けでしたが、NHK連続テレビ小説あすかのテーマ曲『風笛』で出会ったという方も多くいらしゃることでしょう。




YouTube には、オーボエ奏者 荻野亜紀 陸士長 NHK連続テレビ小説あすかのテーマ曲『風笛(かざぶえ)』という動画があるのですが、この 荻野亜紀さんも、この曲に魅了された一人だったそうです。この曲との出会いが、オーボエ奏者を目指す原点となったことを明かしてくれました。



宮本文昭さんには、笑里(えみり)さんという、バイオリニストのお嬢さんがおられ、この方も、風笛を演奏しています。ボーカリストに平原綾香さんを迎えての素晴らしいこのパフォーマンスは、『風笛〜Love Letter〜』というタイトルで、視聴することができます。
また、その制作過程も、宮本笑里 メイキング『風笛〜Love Letter〜featuring 平原綾香』という動画で楽しめます。



 


そして最後に、とびきり素晴らしい曲を紹介します。歌詞を噛み締めながら聴きたい一曲です。
残念なことですが、ぼくは朝の連続テレビ小説をほとんど観たことがなく、そのせいもあって、平原綾香さんの朝ドラに関わるもう一つの珠玉の秀作を、昨日まで知りませんでした。 期間限定のこの動画、いつまでここに表示されているかは、分かりませんが、一日も長くと願うばかりです。
 

この曲の紹介は、ウィキペディアから、そのまま転載させていただきます。

“ 2011年4月4日から放送されていた『おひさま』のメインテーマは、当初インストゥルメンタルで放送されていた。しかし、曲に関する視聴者の問い合わせが多かったことや、作中での戦後復興と現実における震災復興が重なるといった理由から、メインテーマ作曲者の渡辺俊幸が知り合いである平原に歌唱を打診し、平原がこれを受け入れたことから、『おひさま』の脚本を担当する岡田惠和が自ら作詞を行い、歌詞付きのバージョンが完成した。




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ぼくは、MacBook の iTunes に、3’000 曲以上の音楽ライブラリーを持っていますが、近頃はまったく聴くことがなくなりました。

飽きてしまったのです。 残念なことに、どんなにいい音楽であっても聴き続ければ、いつか飽きるという事実にぶち当たってしまいました。
いい曲であればあるほど、聴く回数を制限しようとさえ考えはじめました。

それならストリーミングがいいと思いましたが、アップル・ミュージック や、スポティファイ のような定額制のストリーミングサービスにお金を使いたくはありません。そこで、まったく無料の音楽サービスがあることを思い出しました。それも、探せば、高音質でハイセンスなものがあるのです。


パーフェクト・ムーズ・ウェブレディオ、これが、今もっともヘビーに利用しているインターネット・ラジオです。
ここでは、2つの概念の ラウンジ・ミュージック を交互に流してくれます。(ラウンジ・ミュージックとは、ホテルのラウンジやカフェでかけられているような曲を指す音楽ジャンルのことです)

1つは、広義な意味のラウンジで、ABC Lounge Music Radio (これも超おすすめ!)との連携を行っているように思われます。高年齢層が好む選曲で、ラウンジと呼ぶにふさわしい、ゆったりとしたテンポのメロディアスな楽曲が流れます。
もう1つは、若者が好む エレクトロ系のややテンポの速いラウンジ・ミュージックです。




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ジャズな気分な時にちょうどいいラジオとして、おすすめしたいのが、これ!


ジャズマニアによる思い入れの強い選曲では、一般的な音楽ファンには重すぎて、長くは聴けないものです。

ところが、このラジオは、言わば、ジャズ版のラウンジ・ミュージックです。
特徴として、最初にあげたいことは、とにかく音がいい!
ぼくは、それを、harman/kardon の 2.1chアクティブスピーカーシステム  で、聴いているわけです。

ウッド・ベースの響きがたまりません。
ピアノも、サックスも、トランペットも、トロンボーンも…  やっぱりアコースティックの楽器の音色は格別です!
ああ、こんなのが、無料でいいんでしょうか?

ぼくは、パーフェクト・ムーズABCラウンジ を聴くのに飽きた時、この ジャズ・グルーブ にスイッチしています。



インターネット・ラジオ は、なんと言っても選曲が命です。すべてお任せで、早送りができないからです。その上でトークやジングルは少ないほうが有り難いものです。いいラジオ局はもちろん、それをよく心得てくれています。
最近では高音質は当たり前のように快適ななラジオ局が増えました。

インターネット・ラジオに聴けるものがなくなったのなら、その時は、アップル・ミュージック を始めたいと思います。クックさん、ごめんなさい!



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パノラマ写真といえば、たいてい、横に長〜い 風景写真を思い浮かべることでしょう。

ところが、縦のパノラマという撮影手法があるのです。

ニューヨークの美しい数々の教会の内部を、垂直方向に180度のパノラマに撮った写真が公開されています。


NY Churches-A Unique Perspective


写真家の リチャード・シルバー さんの『NY 教会 - ユニークな視点』と題された、このサイトに掲載されたの9枚のパノラマ写真はどれも、ため息をつくほど素晴らしい作品ばかりです。


キリスト教会には、壁面から天井に至るまで、最上の芸術を施して、神とキリストを賛美する伝統があります。バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画を描き続けたミケランジェロの首を曲げてしまったほど……


このような手法を思いつかなかったら、いったい何枚の写真を撮り続けることになったでしょう?

実に不思議な感覚に誘ってくれる作品群です。



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元号が新しくなる日が間近に迫ってきました。
この時に、わが国の天皇制について改めて考えてみたいと思います。


失われた理想郷チベットに思う という記事を以前書きました。他国によって侵略をうけ、蹂躙され、今まさに息絶えようとしている国 チベットのおかれた理不尽な境遇について、憤りを禁じ得ないゆえに書いた記事でしたが──最後に、選挙で選ばれない宗教指導者を国家元首に持つ国の優れた特異性に言及しました。
そして、わが国との共通点として感じることについても……

よくよく考えると──日本にも、そのような宗教指導者と呼んでもいい、国家元首がいるのではないか──という、素朴な考えが浮かんではこないでしょうか?


天皇陛下のお仕事 とはなに? と、子どものように検索すると、

よくわかる天皇と皇室 >天皇陛下のお仕事 という、Yahoo Japan のページに出会いました。
なかなかよく纏まっていて、分かりやすいサイトです。

とくに注目したいのは、最後のほうに書かれた “宮中祭祀” という項目です。

宮中祭祀

天皇の起源は、集団作業となる稲作を行うムラ・クニのリーダーで、さらにその豊作(幸福)の祈りも捧げるカリスマ的存在だったともいわれ、日本国憲法以前の天皇にとって、国家・国民のために祈ること(祭祀)は大切な「公務」でした。
古代は統治することと祭祀を行うことは未分化で、これを「政」(まつりごと)といいました。現在も皇室では祭祀は重要行事とされ、皇居内の「宮中三殿」という神社のような建物で、年間で30を超える祭祀が天皇お出ましのもと行われています(現在は高齢により一部削減)。

天皇は古式装束姿で、大きな祭祀では祝詞(のりと)のようなものを読み上げます。宮中三殿には冷暖房がないため真夏や真冬は大変です。

現在は、憲法の政教分離原則によって皇室の私的行事とされ、「祈り」という性質上、ほとんど公開されないため、意外と知られていません。


日本の国家的宗教、あるいは中心的宗教がなんであるかという議論や発言をあまり耳にしないため、なんとなくぼやけてしまっていますが、それが神道 であることは間違いないでしょう。

もちろん、聖徳太子の時代から仏教に帰依してきた歴史もあるわけですが、それはそれとして、やはり禍根を残した戦争の記憶と、今なお忘れることのできない後悔の念があり、また憲法による政教分離という拘束もあって、神道はまだまだ肩身の狭い思いをせざるを得ないわけです。

この国の国家的宗教として、神道がその拘束を解くか、その代りになる宗教が認知されない限り、この国の宗教指導者がその本領を発揮することは難しいことでしょう。

天皇は、国王と大神官を兼ねたスペシャル国王であって、そんじょそこらの国王とはわけが違うのに、なぜか日本人は、特別な外交官ぐらいの認識しか持っていません。実にもったいないことです。
わたしたちは、選挙で選ばれない宗教指導者を国家元首に持つ国の大きなメリットについて、よくよく知るべきです。

それは、国父がいるということです。
アメリカがどんなに凄いと言っても、単なる民主主義国家に過ぎません。
つまり、国父がいないのです。大統領は父ではありません。どんなに優れた大統領であっても、長男でしかないのです。

それはどういうことかと言うと──父は、国という家(国家)の中にあって、家族のだれとも利害が対立してはならないのです。それが親の親たる由縁だからです。そう考えると、アメリカは親のいないブラザーとシスターだけの兄弟主義国家で、長男が仕切っています。
彼らは親のいない大家族で、自由主義の名の下に、大きなパイのピースを奪い合って暮らしています。だから、途方もない大富豪が生まれるのです。
キリスト教国家であるアメリカは、キリストという親が帰ってくるのを待っています。

それに対して、チベットは、亡命政府の下であったとしても、ダライ・ラマ という、父親をもっています。
少し強引に聞こえるかもしれませんが、侵略される前のチベット人は、自殺率や犯罪率で比較したなら、アメリカ人より幸福度が高かったと言えないでしょうか?


天皇陛下が、国民の安寧と幸福を祈られる時、その祈りから除外される人々がいるでしょうか?
いるはずがありません。
そうです! だから、国父となり得るのです。
そうすれば、国は家となり、国民はみな家族となることができます。
日本が海外から高く評価をうける、治安の良さや国民の連帯は、まさにここから来るのではないでしょうか?

あの不幸な原発事故が起こった時、あの傲慢な独占企業を、国父が叱りつけてくださったなら、どんなにわたしたちの気が収まったことでしょう。


もしも、小さな子どもに尋ねられたら、ぼくは、こう答えたい ──
天皇陛下のお仕事は、国民のお父さんとして、国民すべてを愛すること、だと。




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伝説の写真家 Lois Greenfield さんが、JVCジャズフェスティバルのためにイメージを作成するよう依頼されて、生まれた素晴らしい写真です。

今日この時代、コンピューターを使って画像を加工すれば、なんだって出来てしまいます。それをあえて、肉体的鍛錬を重ねたダンサーを用いて、実際に飛ぶのを捉えた瞬間の美しさは格別です! 
彼はベーシストではなく、ダンサーだったわけです。表情がまた、とてもいいですね。

Interview: Innovative Photos Use Mirrors to Capture ‘Reflected Moments’ of Dancers[MY MODERN MET]





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動きの優雅な探究、NYC Dance Project は、写真でダンスの美しさと優雅さの表現を試みています。

この素晴らしいシリーズは、2014年にファッション写真家として注目される Ken Browar さんと、社説写真の経歴を持つ生涯ダンサーである Deborah Ory さんが、個人的なプロジェクトのために現代ダンサーを撮ったのをきっかけに始まりました。それが、ダンスコミュニティでの口コミとソーシャルメディアでの大きな成功を通して、彼らの写真はすぐさま人気を博し、NYC ダンスプロジェクト が誕生しました。

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時として、わたしたちは喜びのあまり、ジャンプしたくなるような写真シリーズを見つけます。Jordan Matter さんが撮影した NYC ダンス 写真集の Dancers Between Us は、まさにそれです。2009年の春に始まったこののプロジェクト、これらの画像はトランポリンや他の跳躍装置を一切使用していません。彼らの何千時間ものトレーニングの成果だったのです。





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